昨年末に仕事を辞めて晴れて無職になった話です。
よくある「どこぞの企業がブラックだ」「この副業が大当たりしたから辞める」「自分のスキルで生きていけるようになった」などの話ではありません。
単純に、プライベートに重きを置くような私には向いていなかったという話です。
4週8日の休みがあり、福利厚生もしっかりしていて、残業もほぼない、人間関係もほぼ良好、給料も民間に比べればちょっとは劣るけど低すぎない。
そんな環境でも仕事って辞めたくなるんだなぁ。という話です。
多少、労働法的に気になる点もありましたが、基本的には公務員様なので超ホワイトでした。上に書いてあるような良環境です。
辞めた理由としては
- 仕事内容が合わな過ぎた
- 全国転勤が嫌だった
- シフト制が嫌だった
あたりです。
全国転勤
分かり易い全国転勤の話から。
正直、全国転勤で喜ぶ人ってそんなにいないんじゃないかと思ってる。
親が転勤族で頻繁に引越してたのであまり良いイメージがないってのもあるけれども。
新しい環境で人間関係を新築しても、また3年間隔くらいで同じこと繰り返さなければいけない。浅く広くより深く狭く派なので。
周りに親しい人もいない。咳をしてもひとり。
あと、全国転勤のデメリットとして引越し代が半端ない。
ボーナスが引越し資金に消えるらしい。上司は引越しに140万ほどかかったにも関わらず、支給されたのは40万くらいだったらしい。怖いね。
シフト制
早番・日勤・遅番・泊まり勤務みたいなのを繰り返してた。
毎日生活リズム変える事になるので結構なストレスになる。
土日祝も関係ないので友達との遊びの予定も中々立たない。
GWや年末年始も基本的には出勤。休もうと思えば休めるはずだけど。
周りが休みを満喫している中で働くのってちょっと泣けてくるんですよね。
公務員なので休日給はでるもののしんどい。4週8日休みがあるものの、その休みも平日だったりで予定も立たないため、遊びに行かない。お金は貯まったけど。
仕事内容
サーモグラフィで体温測ったり、蚊とかネズミとか捕まえに行ってました。
最近コロナでちょっと知名度上がったところです。
我ながら先見の明が凄いですね。
正直、やりがいとか意味とかが一切見出せなかった。
私は医療的な知識は全くないけれども、この仕事いる?って感じだった。
蚊とかネズミを捕まえに行くのは外に出られるのでまだマシだった。
ただね、「さぁネズミ捕まえにいくぞ!」なんて言われてテンション上がるほどの少年の心は持ち合わせていなかった。僕夏でももっとましなもん捕まえるぞ。
で、サーモ眺める方。
サーモの画面見て熱ある人とかいないか確認する。
症状ありそうな人いたら対応はするけれども、基本、ひたすら眺めるだけ。
穴を掘っては埋めるを繰り返している方が土が柔らかくなる分、有意義なんじゃないかと本気で思ってた。賃金の発生する拷問かな?
サーモのサブ業務として前で誘導する役もあった。ほぼ一通の道を。
腕を振りながら「どうぞ~」って言ってた。
高速に乗って、工事中で車線減少示す腕振ってる人形見た時にはさながら自分を見ているようで涙が出た。
「楽そうな仕事じゃん」って声が聞こえそうなので言っておきますが、果てしなく楽です。ただ、精神的にしんどい。
意味を感じられないことを延々と続けるのが地獄。
もうね、虚無。虚無過ぎて虚無虚無プリンになった。
「Excelにスクショ貼り続ける仕事で鬱になった」みたいなことを見かけたけれども、完全にそれに近いんだと思う。そこでは「仕事のつまらなさに拘束時間を乗じたものが精神的ダメージ」みたいなことが書いてあったが、それは本当にそう。
The it's それ。もう、全てそこに書いてあるレベル。(リンク貼れなくてすみません)
本当に仕事内容が面白く無い上に、スキルも一切身につかなかった。
さいごに
内容はつまらない上に、生活リズムは毎日変わり、休みも知らない環境で一人で過ごす。そりゃメンタルやらかす人も多いわけだ。って印象でした。
全ての要素が上手く絡み合ってダメになるんだろうなと。
続けようと思えばあと2年ぐらいは続けられてたと思う。
ど派手なパワハラに遭うこともなければ、外資系に行った友達のような狂った勤務時間でもなかったので。
ただ、今はまだ大丈夫だと思って2年後にどうなってるかがわからなかった。
なら早く辞めて新しいことを勉強するなりスキル付けようと思って辞めました。
まぁ依然として無職なんですけどね。ハハハ。