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桜の旅番外編 桜の錦玉・羊羹つくるお

お久しぶりです。

桜の旅も最終回の札幌を目前に控え、終わりが近づいております。

ちょっと函館から時間が空いてしまったので超簡単☆桜の錦玉でも作りましょう。

錦玉は「きんぎょく」です。雑な言い方をすれば寒天ゼリーですね。

 

 

レシピ

桜の錦玉

材料:水 100g, 桜リキュール 100g, 砂糖 50g, 粉寒天 1.5g.

 

  1. 鍋に水と粉寒天を入れ、よく混ぜながら沸騰させる。
  2. 砂糖を加え溶かす。
  3. 桜のリキュールを別の鍋で熱し、アルコールを飛ばす。
    (沸騰したら火をリキュールに近付け、引火させる)
  4. アルコールを飛ばした桜のリキュールを先ほどの寒天液と混ぜる。
  5. 型に注いで常温で固まれば完成。

 

驚くほど簡単です。

小学生でも挑戦できますね。

今回は桜なのでリキュールを使っていますが、リンゴジュース等でも作れます。

オレンジジュース等の柑橘系は寒天が固まりにくいので注意。

錦玉はジュース等で簡単に味を変えられる・色合いも透き通って綺麗なのでお子さんと作るのにうってつけのお菓子だと勝手に思ってます。

知名度が高くないのが不思議で仕方ない。

 

 

もっと"映え”ってのを意識してほしいものですね。

そのままでも当然美味しいですが、数日放置して表面が乾くと、艶干錦玉とか擦り琥珀と呼ばれる干菓子になります。

外側がシャリっとしつつ、中はゼリーという面白い食感のお菓子です。

 

 

 

羊羹

材料:水 230g, 小豆漉し餡 350g, 砂糖 150g, 粉寒天 3g.

※漉し餡は原材料名の最初に小豆が書いてあるものを使っています。

 最初が砂糖のものや、人工甘味料が含まれている場合は砂糖を減らしてください。

 

  1. 鍋に水と粉寒天を入れ、よく混ぜながら沸騰させる。
  2. 砂糖を入れて煮溶かす。
  3. 漉し餡を入れ、もったりするまで煮詰める。
    (さらさらしなくなり、混ぜている際に鍋の底が垣間見える位)
  4. 型に流し、常温で固まれば完成。

 

ガチなものは知りませんが、羊羹って意外と作るのが簡単なんです。

煮詰めるのに若干時間が掛かるくらいでしょうか。

羊羹 = 錦玉にあんこを加えたもの くらいの認識で大丈夫だと思います。

 

 

羊羹を作って型に流した後、半止まりといって表面が若干固まった位のタイミングで桜の錦玉を流して固めると2層構造になります。

早すぎて固まる前だと混ざってしまい、遅すぎて完全に固まった後だと層が分かれても簡単に剝がれやくなるのでご注意を。

表面が若干プルっとして、中はまだ固まっていなさそうなイメージです。

 

 

今回は羊羹と桜の錦玉の間に、水・砂糖・粉寒天だけのプレーンで透明な錦玉を挟んだ3層構造になってます。

今回は桜の錦玉でしたが、錦玉を作る際に白あん等を入れて桜あんにしてしまうのもアリです。

 

 

 

恐らく明治はまったく推奨していないと思いますが、大きいサイズのマーブル等の空き容器を使えば、比較的簡単に丸い形が作れます。

一番のお勧めはマーブルの空き容器です。

アポロとコーヒービートはどうしても若干香りが残ってしまいます。

 

 

空き筒に羊羹を流して固めて外側に糸を付けると、道民御用達の五勝手屋羊羹ちっくなものが作れます。

このサイズの羊羹は最早、夢と言っても過言ではありませんからね。

丸くて、押し出し式で、糸で切るってロマン。

因みに五勝手屋の丸缶羊羹は金時豆を使った珍しい羊羹なんですよね。

小さいサイズの筒だと押し出せないのでご注意を。

 

 

 

さいごに

今回は桜の錦玉・羊羹の作り方をお届けしました。

とても簡単な上に季節感もあるので是非、お試しあれ。

 

 

桜の旅は恐らく、明日・明後日辺りで札幌編をお届けして完成する見込みです。

札幌は例年、ゴールデンウィーク初日辺りに「すぐに満開になりそう」となった後、前半で雨が降る事が多く、今年もそんな感じなので、ここ最近の天気が優れない間に散っていないことを祈るばかりです。